【Lattice Diamond】インストール手順~FPGA開発環境構築~

FPGA

FPGAの開発環境を整える第一歩として、Lattice Semiconductor社のFPGA設計ソフトウェア「Lattie Diamond」のインストール手順について書きます。

ちなみに、筆者はFPGA初心者で、備忘録として開発環境を整える方法をブログとして残しているので、多少間違っている点などもあるかもしれませんのでご了承ください。

ソフトウェアのインストール手順は主に以下の3段階になっています。それぞれ手順を説明していきます。

主な手順

①Latticeのアカウント登録 ← 簡単
②ソフトウェア「Lattice Diamond」インストール ← 簡単
③フリーライセンス取得 ← 少し難しい

ちなみに、Lattice Semiconductor社のホームページは以下になります。

Access Denied

2021年6月現在における説明になります。
PC:Windows10
Lattice Diamondバージョン:3.10

Latticeアカウント登録

ソフトウェアのダウンロードにはLatticeアカウントの登録が必要です。ここに関しては特に難しいことはなく、順番に情報を入力していくだけです。

①右上の「Sign In」をクリック

②「Create Account」をクリック

③登録画面になるので必要な情報を入力する

Lattice Diamond インストール

ソフトウェアのダウンロード

①サインイン

Lattice Diamondのページへ移動

「製品」→ソフトウェアツールの「Lattice Diamond」をクリック。

③Windows用のインストールリンクをクリック

ページ中ほどのWindows用のインストールリンクをクリックします。対応OSは、Windows 7 (64ビット)、Windows 8/8.1 (64ビット)、Windows 10(64ビット)の用です。(2021年6月現在)

ソフトウェアのインストール

ダウンロードしたzipファイルを解凍して、実行ファイルをクリックします。その後は、基本的には「Next」を押していけばOKです。

①初期画面:「Next」をクリック

②利用規約:内容を確認し、「Yes」をクリック

③インストールするフォルダの場所:変更せず「Next」

初期設定では、”C:\lscc”にインストールされます。特に変更する必要はありません。

④インストールするプログラム選択:変更せず「Next」

自分は初期状態のまま全部インストールしました。

ちなみに、それぞれのソフトはざっくり以下のようなものです。
・Diamond for Windows:Lattice Diamondのプロジェクトナビゲータ
・FPGAs:各デバイスファミリのライブラリ
・Synplify Pro for Lattice:論理合成ツール
・Active-HDL Lattice Edition:シミュレータ
・Programmer Drivers:作成したデータをデバイスに書き込むためのドライバ

⑤スタートメニューへの登録名設定:変更せず「Next」

スタートメニューに出てくる名前の設定です。変えたい場合は「Program Folder」の欄で変更できるようです。自分は、デフォルトのままで次へ行きました。

⑥ライセンス形態の選択:「Node-Lock License」を選んで「Next」

自分は同じPCでしか作業をしない予定なので、「Node-Lock License」を選びました。

⑦デスクトップへショートカットキー作成:どちらか選んで「Next」

自分はショートカットキーを作りたかったので「Yes」を選択しました。

⑧ドライバのインストール:「Yes」を選んで「Next」

⑨インストール内容の確認:内容を確認し「Next」

⑩インストールが開始されます

⑪インストール完了

フリーライセンス取得

ここでは、「Node-Lock License」のインストール手順について説明します。自分の場合は、PCは毎回同じものを使うので、こちらを選びました。

Lattice Diamondのページで「ライセンス取得」をクリック

②「Request Node-locked License」をクリック

③Host NIC(physical adress)を入力し、その下のチェックを入れます。

Host NIC(physical adress)の確認の仕方は次の④を参照してください。次のチェックのところに記載してある企業の従業員でなければ、チェックを入れて大丈夫です。

④コマンドプロンプトで物理アドレスの確認

コマンドプロンプトを起動し、”ipconfig /all”と入力します。すると以下のように表示されます。その中の物理アドレスをコピーし、先ほどの「Host NIC(physical adress)」の欄に記入します。

自分はwi-fi接続なので、”Wireless LAN adapter Wi-Fi”のところの物理アドレスを入力しました。ちなみに、初めはイーサネットアダプタ(有線)の物理アドレスを入力していまっており、Lattice Diamondが開けませんでした。ダメだったらもう一度同じ手順をすれば問題はありませんが、間違えないように注意が必要です。

⑤「Generate License」をクリック

⑥登録したメールアドレスにライセンスファイルが送られてくるので、以下のフォルダに保存

送られてきたファイル「license.dat」を「\lcc\diamond\3.10_x64\license」に保存します。

Lattice Diamondを起動

Lattice Diamondを起動します。ライセンスファイルの設定がうまくいっていれば、ソフトウェアが起動し、以下のような画面が出ます。

ライセンスファイルの設定がうまくいっていないと、以下のようなエラーメッセージが出て、ソフトウェアが起動できません。

Verilog HDLおすすめ書籍

コメント

タイトルとURLをコピーしました